インタビュー

いよいよ年の瀬が迫ってきました。
今年は大きな変化の年だったように思います。

先日、僕の母校であり現在講師をさせてもらっている甲陽音楽学院名古屋校が開校10周年ということで卒業生の対談/インタビューのようなものがあり、その内容が甲陽の作成した冊子に掲載されています。

その中で僕の意図したところと大きく意味の違ったかたちで言葉が掲載されてしまったところがあるので、念のためこちらでも訂正させていただきます。(あまりこの記事を読んでいる人には関係ないと思いますが。)

講師という仕事について聞かれているところで、
「教えることは演奏活動とは違っ責任がある」となっていますが、「教えることは演奏活動とは違っ責任がある」というのが僕の意図したところでした。
演奏も教育もどちらも責任のある、やりがいのあることです。

一文字の違いって大きいなと思いました。それから滑舌には気をつけようとさらに思いました!

惜しみなく

久しぶりに読書しています。
読みかけの本がたくさんになってしまっていたので読みきっていこうと思っています。

最近は有島武郎の「惜しみなく愛は奪う」の続きを読んでいます。
今日読んだ所にもとても自分に共鳴することが書いてありました。

習性的生活はその所産を自己の上に積み上げる。知的生活はその所産を自己の中に貯える。本能的生活はその所産を捨てて飛躍する。

本能的生活!!

共感する

有島武郎の「惜しみなく愛は奪う」という作品を読んでいます。
自分と世界との関係についての彼の考察が書かれていて、とても共感することが書かれていたりはっとすることが書かれていたりします。

たとえば過去についての考察

….ただ私はそれらのもの(過去)を私の現在から遊離して考えるのを全く無益徒労のことと思うだけだ。それらのものは厳密に私の現在に織りこまれることによってのみその価値を有し得るということに気が付いたのだ。

当たり前のことだけど、普段改めて考えたりすることがないことについても触れられていたりするので、読んでいてとても面白い。少し読み進むたびに立ち止まらないと思考がついていかないのだけれど。