人と同じかどうか

一般的に人は他人と同じことをしたがるといわれる。
だいたいみんな流行りのモノを持ったり、流行りの音楽を聴いたり、みんなが美味しいというものを食べたり。

芸術家にはひとと同じが嫌いという人が多い。(芸術家に限らないと思うけども。。)
人の意見に対してまず否定から入る人にもたまに遭遇する。
それはパンクで別にいいんだけど。

でもよく考えたら、ひとと同じが良いというのも、ひとと同じが嫌というのも、どちらも同じくらいすごく幼い考えだと思う。
基準が他人になってる時点でそもそも違う。
僕は人と同じでも、違ってもどちらでもよい。というか、そんなことどうでもよい。

自分が好きなことや、かっこいいと思うものが結果的に他人と一緒なら別にいいし、逆に人と違ってもよい。というか違って当然だし。

人と違うことを、人とは違う意見を、人がやっていないことを、社会の一般常識とは違うことを、、
そういうのって「体制ありきの反体制」的な、なんの理想もないイデオロギーに似たものを感じるし、手段と目的が入れ替わってしまっている状態そのものだと思う。

大事なのは自分がどう思うか。

だから自分と向き合う時間がとても大切。

テレビ

最近は時間があるときにテレビを観るようになりました。
アメリカにいるときはテレビを持ってなかったので全く観なかったのですが、観てみるとくだらないけど面白くて観ちゃう番組とか、うまいこと作ってるなぁと思うものがいろいろあります。テレ東の出演者にお金をかけてない番組が個人的に好きです。笑

その中で録画している観ている番組がNHKの奇跡のレッスンという番組です。
去年、たまたまツアー先のホテルで部屋に戻ってからテレビをつけたらやっていた番組で、毎回優れたコーチを海外から召喚して日本の(大体東京の)どこかの小中学校の部活に所属する子供を一週間指導するという内容です。分野は様々でバスケ、卓球、ハンドボール、野球、合唱、ストリートダンスなどなど。

毎回、コーチの教育者としての素晴らしい考え方や姿勢、子供達への接し方がすごく勉強になります。
海外のコーチだから素晴らしいというわけではないですが、一般的に教育に対するアプローチが日本と海外では大きく違うということがはっきりとわかります。(学校の部活だからというのもあるかもしれませんが。)

まず子供たちの主体性を重んじるということ。
学ぶ側にうまく刺激を与えて、参加する意欲、想像力を掻き立てて自ら参加し、上達しようとさせる。
それによってだんだん個性と呼ばれるようなものが子供達の中に出てきます。
そいういうのがどのコーチもとてもうまい。

それからコミュニケーションが一方通行でないということ。
教える側の言葉が絶対で、教える側が上、教えられる側が下、という関係性がない。
コーチは俯瞰しているんだけど、子供達と同じ目線で意見を交換する。
これってすごく大事なことじゃないですか??

そして、グループワークでお互いの個性を認め合い、一体感を高めるということ。
グループで一つの目標に向かって、それぞれに出てきた個性を認め合い受け入れ、ときにはぶつけ合う。
そういうことの積み重ねで、自分と違うものを受け入れる、という一般的に日本の社会に足りていない寛容さみたいなものを得ることができると思います。違うからと諦めるんじゃなく、受け入れるんです。これができる人が本当に少ない気がします。

もちろん、編集やなんかでドラマチックに作ってあったりするんでしょうけど、勉強になる部分は本当にたくさんあります。
アメリカ人のコーチとヨーロッパから来たコーチの教え方の違いもなかな面白いです。
希望としては日本人の素晴らしいコーチにも登場してほしいということくらいかな。
ぜひオススメです!

数年前にこの番組を知れてたらよかったなぁと観るたびに思います。
教える事の責任の重さを常に忘れないように。

drum wisdom

今までに何回か読んでるんだけど、最近また改めてBob MosesのDrum Wisdomという本を読んでいた。
半分教則本のような感じなんだけど、エクササイズは書いてなくてコンセプトとか彼の考え方が書いてある本。

日々に追われてしまうと演奏は粗くなるし、中身にもその場しのぎの嘘がでてしまうときがある気がする。
時間に余裕のあった10月を有意義に過ごすためにも、残り二ヶ月を忙しく駆け抜けるためにも良いタイミングでの再訪でした。

この本にも書いてあるけど、人は制限があるからこそ自由を感じられるし、創造的にもなれる生き物のようだ。とっちらかっちゃうとただのぐちゃぐちゃ。勢いでバーンってやっておしまい。

Roy Haynesの音の配置がおしゃれ。